“The Magician’s Nephew”『魔術師のおい』

全7巻。6冊目です。ナルニアの時代順ですと一番最初になりますが、『ライオンと魔女』より先に読んでしまっては楽しさ半減です~。
ナルニア国物語はぜひとも執筆順に読まれることをお薦めします。
ある日、ポリーは裏庭でディゴリーと出会います。
二人は屋根裏探検をはじめるのですが、たどり着いたのは自分を魔法使いだというディゴリーのおじさんの部屋だったのです。
そのおじさんに騙されて魔法の指輪の実験にされた二人がたどり着いたのは見知らぬところ。
指輪の魔法に気づいた二人は指輪を使ってあっちの世界からこっちの世界へと移動するのを楽しんでいたのですが、あっちの世界から魔女を連れ帰ってしまいます。
魔女を連れ戻そうとした二人がたどり着いたのは、今生まれようとしているナルニア国だったのです。
ナルニアの国はここからはじまったのです。
天地創造といったところですね。
キリスト教の色が濃いのです、ナルニア国ものがたりって。
日本語では子どもの時に読んだので、まったく気にしていなかったのですけれど。
アスランが歌を歌いながら歩いてゆく大地からはあらゆる物が生まれてくるのです。
でも、少女と少年によって魔女(邪悪なもの)も存在してしまった。
執筆順に読んでゆくと、この巻にたどり着いた時、「ほう、なるほど。これはそこに繋がっているのね」と楽しくなります。
子供の頃はこの巻が一番好きだったかなぁ。『ライオンと魔女』と同じくらい好きだったなぁ。
SSSの書評では YL7 語数41000語
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