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『きものがたり』 宮尾登美子

図書館に行って目に付いて借りてきました。
    
       

人様の箪笥を見せてもらうことなど普通はありえないので、有名な方のこのような本を時々眺めて楽しみます。
宮尾登美子さんは私の母よりまだ年上の方。
戦時中に結婚された年頃の方は嫁入り道具に着物を用意することもままならず、
それでも持っておられた着物も戦後満州から引き上げてくる時に略奪されてしまったそうで、
意外なほど、写真に写っているお着物は新しいものでした。

作家になられてからのお着物なのですね。講演の時にお召になったお着物は華やかな物も多いです。

お着物の写真もたのしかったですが、芸能人の着物本と違って文章がうつくしい。
読んでいて気持ちがいいのです。作家さんなのですからあたりまえなのですけれどね。

宮尾さんのお母様お話が興味深かったです。
かつての日本のつつましい生活と着物とのかかわりが偲ばれます。
お嫁に来られた時に持ってこられた紬のなんと地味なことか。
長く長く着るものなのですね。


普段着の着物ばかりの私にはうらやましい、豪華なお着物の写真もたくさん。


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