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『ケルトの白馬』

一昨年、イングランドに旅行しました。
その時、緑の丘に描かれたホワイトホースが見たいと思っていました。
でも、日本で買ったガイドブックにも載っていなかったし、主人も知らないようでまったく話にのってくれません。
でも絵葉書を見かけて、そのお店で聞いてみるとちゃんと行き方を教えてくれました。
 
   white horses.jpg

いくつもあるホワイトホースですが、左上のがアフィントンの白馬と呼ばれているようです。
これが一番躍動感がありますね。
私はどこにあるかもよくわからないで出かけてしまったので、うまく見つけられなかったのですが、車を置いて歩いて見に行くようです。

地上絵といっても空から見るというよりは向かい側の丘から見るように描かれているようです。
誰が何のために描いたのかもわからない。
サトクリフがケルトの白馬が書かれたいきさつを物語にしています。

英語で読めるかな?と思ったらアマゾンでは売り切れているようなので日本語で読んだのです。
サトクリフの本の中では短いものです、しかも日本語なのですぐに読めてしまいます。
   
    

〓ものがたり〓

初期鉄器時代、イケニ族という名の部族が今のイングランドの南の丘陵地帯におりました。
彼らは馬を育て、馬に乗り、馬で戦う馬の部族でした。
族長には息子が3人いましたが、末の息子ルブリンは少し変わった子でした。
床のほこりの上に指で絵を描くことに熱中したり、そして無口だけれど勇気のある青年に成長します。
平和だったイケニ族のところにアトレバテース族が襲ってきたのだ。
戦いに出る族長と二人に兄に代わって砦を任されたルブリン。
イケニ族は戦いに敗れ、砦に残ったルブリンたちは奴隷として働くことになる。
アトレバテース族の族長クラドックにルブリンは丘に大きな馬の絵を描くことを命じられる。
その命を受け入れたルブリンはそれと引き換えに条件を出す。


感想を書くとネタバレになってしまいます。
敵味方でなくルブリンとクラドックが出会っていたなら、と想像したり。
自分の命を吹き込んで描いた白馬がこんなに長く丘に残っている知ったら、と想像してみたり。

サトクリフの想像力をかきたてたアフィントンの白馬。
もう一度イングランドに行くことがあったら、ぜひ見たいと思います。
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