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英語多読 “Flowers for Algernon”

私には珍しく今日はペーパーバックです。
「アルジャーノンに花束を」です。

1960年に本が出て映画やテレビドラマや舞台にもなったのだそうです。
映画もドラマも観たことはないのですが、なんとなく内容を知っていたのです。
でも、翻訳されたものも読んだことがなかったですね~。

語数が83000語ほど。
読みやすさレベルはYL7くらいかしら?
ハリーポッターが読めたら読めるくらいのレベル?それくらいに私は感じました。
読める読めないは好き嫌いにもよると個人的には思うのですけどね。

私の読んだペーパーバックはマスマーケット版で字が細かくて~読みにくい。
字が細かかったり行間が狭かったりすると本を開いたときに難しく感じてしまいます。
この本↓はページが100ページほど私のものより多かったので少し読みやすいかしら。

   

★Flowers for Algernon / Daniel Keyes

主人公チャーリー・ゴードンは知能に障害を持つ32歳。
彼の亡き叔父の知り合いのパン屋さんで働いている。
そんな彼に知能があがる実験的な脳の手術を持ちかける大学教授たちが現れる。
手術は成功し、小さな子どもほどの知能しかなかったチャーリーはどんどん知能をあげ、しまいには大学教授たちをもしのぐ知能を得る。
チャーリーに先んじて脳手術を受けたマウスのアルジャーノン。
アルジャーノンに親近感を持ったチャーリーはマウスを自宅で世話をしはじめ、そのうちにアルジャーノンの異変に気がつき始める。
この手術には欠陥があった。


チャーリー自身が書く手術の結果報告の形で書かれたこの本の最初の部分はチャーリーの能力を表わすようにスペルミスやなんかでとっても読みにくく書かれています。
手術後チャーリーの知能が上がるにつれスペルも正しく、難しい単語も増えてゆきます。

知能が低く生まれたため母に疎んじられていたことすらわからなかったチャーリーが手術後いろいろなことを理解しはじめます。
わからない方が幸せだったような事実も。

他の子どもと同じくらいお利口になったら妹のように母に好かれるから頭がよくなりたいと手術を受けるチャーリー。
こどもはこんなにお母さんを求めているのだと、その気持ちが痛々しい。

知能がだんだんあがって、今までは友達だと思っていたパン屋の仲間が自分に笑いかけているのではなくてあざ笑っていたことに気づいてしまったり。

その反面、しだいに誰にでもやさしく穏やかだったチャーリーの性格も変わってゆきます。

脳の手術を受けたチャーリーにそれまで親切だったパン屋の仲間が言います。
「聖書を読んだでしょチャーリー。禁断の果物を口にしてしまったのよ。」と。

そして、しだいに知能が失われて行く過程がとても悲しくて。
下ってゆくエスカレーターは止められないからせめて少しでもたくさん本を読んで少しでも段を上り知能が失われるのを遅らせようとするチャーリー。
知能が失われて行くのを表わすようにまたスペルや文章が乱れてきます。

チャーリーはどうだったら幸せだったのでしょう。
人はどうだったら幸せなのでしょう。
人の幸せとは何かを考えさせられる、そんなお話でした。
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