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英語多読 Spiderの絵本を2冊

ナショナルパークに行った時にビジターセンターで買ってきた絵本です。
インディアンの文化では蜘蛛は神秘的なものと扱われるようです。
そういえば、アフリカのお話にも蜘蛛がアナンシが出てきますね。(アナンシという人だったりもしますが。)
つながりは???ですが。

先日のナショナルパークの日記の写真にあるキバには小さな穴があります。
スピリットが出てくるところなのだそうです。
彼らの伝説では昔動物や生き物は地下の世界に住んでいたのだというのです。
なので、スピリッツは地下からやってくるのですね。

一冊目はチェロキー族に伝わるお話。

      

★Grandmother Spider Bring the Sun / Geri Keams、Illustrated by James Bernardin

ずっと昔、世界の半分は太陽が輝いていましたが、後の半分は闇の中でした。
暗い世界に住む動物たちは太陽を少しもらってこようと話し合います。
「私が取ってこよう!」ともし出たポッサムですが失敗します。そして次のものも失敗。
どうしたものかと動物たちが話していると「私に行かせておくれ」と蜘蛛のおばあさんが声をあげます!
蜘蛛のおばあさんはその経験からみなから尊敬されていました。
蜘蛛のおばあさんは土を持ってこさせ壷を作りゆっくりゆっくり世界の反対側へ向かって行きました。

知恵のある蜘蛛のおばあさんのお話です。
力強い狼や熊よりも知恵や経験を持ったおばあさん。
このお話はインディアンの火や蜘蛛のおばあさん、動物たちを尊敬する文化が読み取れます。

作者はナバホネイションで生まれ育ったそうです。
こういうお話を聞いて育ったのでしょうね♪
イラストもとってもきれいです。


もう一冊はナバホに伝わるスパイダーウーマンの伝説。

昔、生き物はみな第3の世界に住んでいました。
その第3の世界が洪水になり生き物たちは第4の世界に逃げ延びました。
その中に糸を紡ぎ機を織る知恵をもった蜘蛛、スパイダーウーマンがおりました。
第4の世界があまりに美しかったのでその世界を分かち合うためにスピリットは人間を作りました。

      

★The Magic of Spider Woman / Lois Duncan、Illustrated by Shonto Begay

羊飼いをしていたナバホの少女は寒さに凍えていた時スパイダーウーマンの声を聞きます。
羊の毛から糸を紡ぎブランケットを織ることを教えられます。
でも、その時に少女(ウィービングウーマン)は約束をするのです。
「限界をいうものを大切にしなければいけない。バランスが大切なのだ。
多すぎるものを望んではいけない。それを約束しなければ恐ろしいことが起こるだろう。」
結婚をしたウィービングウーマンは毎日ブランケットを織ります。
ある時、スピリットが作ったすばらしい世界をすべてブランケットに織り上げたいと朝から晩まで機を織り始めました。
スパイダーウーマンとの約束を知る夫は注意をしますが頑固に聞き入れないウィービングウーマン。
ある日、夫が狩から帰ってくると妻が気を失っています。
まじない師を呼び祈っていると妻の声が、しかしそれはブランケットの中からでした!


スパイダーウーマンの言葉に従わなかったウィービングウーマン。
「限界を知り、バランスを大切にし、多すぎるものを望まない。」
賢い教えですね。
今のアメリカの文化とは正反対のインディアンのこの文化は隅に追いやられていったのでしょうね。

賢い教え、限界を知りバランスをとるのは口で言うより難しいですね。
私はきっと欲張りなんだな。
でも、難しいからこういう言葉で戒められているんですね。
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