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『隣のアボリジニ』

多読のお仲間のブログで見かけて、おもしろそ~と図書館でお借りしてきました。

私はオーストラリアに一度だけ行ったことがありますが、自分で計画した旅行ではなかったのです。
なので、オーストラリアやアボリジニについてはほとんど知りません。
思い浮かぶのは『クロコダイルダンディー』...。(笑)

以前の日記にも書いたことがあるのですが、私はどういうわけか素朴な文明にひかれるようです。
ニュージーランドのマオリの彫り物や、アメリカやカナダのインディアン(呼び方はさておき)の壁画などに妙にひきつけられるのです。

            

★隣のアボリジニ / 上橋菜穂子

人類学の研究でオーストラリアのアボリジニの文化や歴史や生活を研究しようとオーストラリアに何回も渡り10年に渡ってアボリジニの人たちから聞いた話と作者の経験したことを書いたものです。
白人のお隣さんとして、白人と同化しているようで、そうでない、そうやって暮らしているアボリジニについて。

私がオーストラリアとアボリジニについて知っていることといったら、悪名高い「白豪主義」くらいなものです。
子どもを親から引き離し、教会などの寄宿舎に住まわせ結果としてアボリジニの文化もアイデンティティも根こそぎ引き抜いてしまった。
時代の波に飲まれて翻弄されて、アボリジニたちもどんどん変えられていったのですね。

今の白人から見れば、「怠け者のアボリジニはお酒を飲んで騒ぎを起こす。」と見える。
騒ぐ人もそうじゃない人もいるでしょうけれど、野っぱらに住んでいた時なら誰にもとがめられなかったかも。

強いお酒などは白人が持ってきたのでしょうね。
アメリカでも白人が持ってきた強いお酒と交換に自分たちの大切なものを手放してしまうインディアンがいたそうだし。
人種的にアルコールに弱かたり依存しやすかったりなんてこともあるかもしれない。

違った文化を持つ人たちが隣り合って暮らす大変さを感じます。
混ざり合うのではなくて、お互いを知って認め合えればいいけれど、なかなか難しい。

今は白人とすっかり同じように生活しているように見えるのにカンガルーの尻尾をシチューにして食べちゃう。(家庭料理だそうです。)
薄れていっていても自分たちの文化とどこかつながっているたくましくもありますね。
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