父の癌が見つかって、毎年行っていた私たち夫婦の旅行も行けないなぁと思っていました。
もともと、一人っ子の私と一人息子の主人の夫婦ですから、両親が元気なうちにしか旅はできないだろうと覚悟はしていました。
その時が来たのですよね。
2年前は主人の母の癌がみつかって、手術の後の手伝いに3日ごとに通っていました。
母も元気になって、自分で大丈夫になったのでホッとしていたのに...今度はこっちか~(涙)
主人の母の退院後に、まだ私が母の手伝いに通っている時に、主人が休暇を取ったと言って帰ってきました。
旅行に行くつもりらしい。「この人何考えてるんだろ?」と思いました。
「お母さん、ほっとけないよ!」(あんたはあほか?は心の中だけでのつぶやき)
「お母さんを連れて行くんなら行く!」という私の提案に主人は「う~ん、いいけど~」って納得。(誰の親や!)
主人の両親が行くならということで、一緒に行ったのでした。
そして、今年。また主人が休暇を取ったと言って帰ってきた...
まぁ、自分の親が病気でも休暇を取ってきたんだから...
治療方針なども決まっていなかったので、「一人でいってね~。」(勝手に行って来い!は心の声。)
このダンナ、どういうわけか私の母に気に入られている。
母に「一人で旅行に行ってもらうわぁ」と私がいうと、「一人で旅行なんてかわいそうやんか。大丈夫やから二人で行っておいで」という母。
(かわいそうなのはダンナかいっ!)
けっきょく、父は手術も入院もしないことになり、母の言葉もあったので一緒に行くことにしました。
何かの時に急に帰らな帰らなければいけないことも考えて、そういう保険をかけた。
携帯もいつもはつながらないようにしているのだけれど、今回はつながるようにした。
母にも携帯で電話できるか現地から練習もした。
でも、どうしてこんなに感覚が違うのだろう?
男女の差か?うちのダンナがのんきなのか?
気分が煮詰まっていたので、旅はいい息抜きになりました。
何ごともなくてよかった、よかった。
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